指の痛み！もしかするとそれ・・・

2024年2月23日 2024年2月23日

辻野裕人

こんにちは、辻野です😊

指の関節が腫れて痛くなっている人いませんか？

もしかしたらそれは”へバーデン結節”かもしれません！！！

親指から小指にかけて、指先のいわゆる第一関節に起こる変形性指関節症をへバーデン結節といいます。

関節の軟骨がすり減って、骨と骨の隙間が狭くなり、関節がぐらつきやすくなります。

腫れや痛みが生じ、指が横に曲がるなどの変形が生じることもあります。

最終的には、骨同士がくっついて、そのまま固定されてしまいます

多くは、発症から2～3年で変形が固定し、痛みがなくなりますが、中には10年経っても痛みが続く場合もあります。

粘液嚢腫(水ぶくれ)ができたら注意が必要です！

早めに整形外科を受診しましょう！

ーヘバーデン結節の発症要因ー

明確な原因は未だ不明ですが
・加齢（年齢と共に発生率が上昇）
・仕事等にて手指を頻繁に使用する
・裁縫や刺しゅう、農業関係の手仕事を業務といて日常的に行う
・発生者の８割が主婦
・更年期以降の女性に多い（女性ホルモン）

このような方には多いみたいです！

ちなみに、関節リウマチも指の変形は起こりますが、主に手首や指の根元の関節で起こりやすく、第一関節では起こりにくいです。

一般的な治療は、保存的療法（手術ではない方法）としては、安静（固定も含む）や消炎鎮痛薬、局所のテーピングなどがあります。急性期では少量の関節内ステロイド注射も有効です。保存的療法で痛みが改善しない場合は手術の選択肢もあります。手術法にはコブ結節を切除するものや関節を固定してしまう方法が行われます。